kocoronoのシェア
発売20周年を祝福するに相応しい究極の記念碑。
bloodthirsty butchers
ブラッドサースティ・ブッチャーズ
2016年10月23日発売
全12曲収録 KICS-93432 ¥3,000+税
収録曲
Produced by Yukio Nagoshi & bloodthirsty butchers
bloodthirsty butchers
吉村秀樹(V/G)、射守矢雄(B)、小松正宏(D)
ブックレット収録内容
「稀代の名作とは人を饒舌にさせるものだ。この『kocorono最終盤』というマニアックな作品を手にしたあなたなら、『kocorono』に対して一家言を持っているだろうし、『kocorono』を語ることは自分自身を語ることでもある。20年の歳月を経て、『kocorono』で描かれた一個人の四季を通じた心象風景はリスナーの間で熱を帯びて共有され、聴き手一人ひとりにとってもかけがえのない物語になった。
それゆえに、『kocorono』とはあなたの物語であり、僕の物語でもある。だからあなたもぜひ、未来のブッチャーズのリスナーに向けて語り継いでいただきたい。『kocorono』の歌と音の端々から伝わる、バンドのひたむきで赤裸々な粉骨砕身の結晶を。悪魔に魂を売り渡すことと引き換えに高度な演奏技術を身につけたロバート・ジョンソンのように、退路を断って自分たちを絶えず追い込むことと引き換えに比類なき音楽を創造したブッチャーズの素晴らしさを。」
―――「kocorono試論」より抜粋
あなたのkocoronoの物語
shuさん
私がbloodthirsty butchersを知った時にはもう吉村さんはお亡くなりになっていました。
しかし吉村さんが残してくれた曲そして名盤の「kocorono」のおかげで
苦しい受験勉強の毎日を乗り切ることができます。
吉村さん、bloodthirsty butchersの皆さん、KING RECORDS様
名盤「kocorono 最終盤」を出していただき本当にありがとうございます。
このバンド、この曲に出会えたことがまず僕の「kocoronoの物語」です。
Koide Satoshiさん
http://blog.kocoronoblue.com/archives/27678552.html
吉村さん急逝時に投稿したブログです。
とあるいちファンの、ファン目線で書かれた僕とbloodthirsty butchers。
結構多くの人に閲覧されたみたいで、未だにアクセスがあります。
サワータイムさん
このアルバムは発売されてから数年経ってから購入した。
ブッチャーズがどんなバンドかも知らず、試聴もせずによく買ったなぁ~と。
当たりかハズレか好みの声、曲調、ロックなのかも分からずに。
イントロであっと掴まれ、歌が始まりヤッターと。
名前も知らないボーカルに嬉しくなった。
今も繰り返し聴いたり、口ずさんだりするとは購入時には思わなかった。
歌詞カードが透かして見えるのを知ったのも最近。
どこが良いのか人に説明するのも勿体無いくらい、自分だけ独り占めしたいアルバム。
手に取った人が大切にしたいと思えるアルバム。
えりりさん
私がbloodthirsty butchersの存在を知ったのは非常にお恥ずかしい話ですが今から3年前の事、スウェーデン産の音楽再生記録SNSのlast.fmで誰かがクチバシを付けたシュールなアーティスト写真の彼らを再生履歴に記録している人が居て名前を知ったのがきっかけです。
4人組のアーティスト写真の中にいる女性は私が元々よく聴いているNumber girlの田渕ひさ子さんだと言うことも分かりアルバムを一通り聴いてみたいと思ったのがキッカケです。
その中で最もよく聴いているアルバムが「Kocorono」になります。
2月から12月まで並べられたタイトルを見て(最初は1月は何処にあるんだ?と思ってしまいましたが)
これはコンセプトアルバムなんだなと思ったり、発売年数を見ると1996年と記されてもうそんなに昔なのか…と思ったり、今でも古さを感じることなく聴けるアルバムだと思っています。遅くなってごめんなさいでもまだ何か間に合ったようなそんな気持ちで今後も聞き続けていきたいと思います。こんなにシンプルに自分の気持ちを歌ってくれるなんて感激です。ありがとう。
山形 H.Kさん
ブッチャーズについて真に理解して聴いてるかというと自信はないのだけれど、聴くというよりも感覚を奮い起こすという方が合ってる気がします。そんなに単純じゃないって、白黒はっきりできることばっかじゃないんだって。昔も今もブッチャーズを聴くとそう思わせてくれます。きっと、映画にあった吉村さんのわかってもらいたいけど、簡単にわかってほしくないっていう気持ちもブッチャーズを好きな人達は共感する部分でないかなと思います。
いつでもあの頃に戻してくれるし、これからもずっとお世話になるんだろうkocorono。
ありがとうございました。そして、引き続きよろしくお願いします。
HINOさん
「こうして完全盤を聴けた事を心から感謝したい。改めて聴き通してあまりの素晴らしさに泣けてしまった。別にこのレビューを読む人にとって、俺が泣いた事などどうでもよい事だろうし、個人的にも「泣きました」自慢は好かんのだが、この作品の素晴らしさを伝える為に勘弁して貰いたい。 陳腐な言い方かも知れんが、ロックとは永遠の少年少女(それも少し心の壊れた)たちの音楽だという事を体現したような言葉と音がここにある。
安易な励ましや慰めではない。生きる為に真摯であり続ける為に、人として真摯な思いを伝える為に、これ以上考えようのない言葉と音が込められている。そこにどうしようもなく涙腺を刺激されるのである。 全ての作品が傑作と言って差し支えないブッチャーズの、最高作との誉れ高い本作だが、この完全盤によって世界にも類を見ない名盤として、永遠にロック少年少女たちの胸に刻まれる事を切に願う。」という今読めば実に荒く拙い文章を某CDストアの通販サイトへレビュー投稿した。
だが、間違ったことは書いていないと思うので、最終盤の発売に寄せて、この場をお借りしてこのまま再投稿をお許し願えれば幸いである。
P.N ootakoさん
出逢いって数年しか経っていませんが...この作品に出逢い、日本人として産まれ、日本で聴けて良かったと思う。死ぬ迄、人生に寄り添う作品であると思う。
HN/ken.cさん
当時高校1年だった私がブッチャーズと出会いったのは冬だった。
それからかれこれ約10年の月日が流れた。
ブッチャーズで最初に買ったのが「kocorono」で
人生で初めて心酔したアルバムも「kocorono」だった。
当時から現在に至るまで私も様々な音楽を聴くようになったし
最近ではロックはあまり聴かなくもなった気がする。
それでも人生の節目や、夏が過ぎ肌寒くも感じるこの季節になると
自然と聴きたくなり、思い出の数々とともに感傷に浸りたくなる。
そして一通り聴いた後、自然と勇気が湧いてくる。
私にとっての「kocorono」はそんなアルバムです。
柳 真吾さん
bloodthirsty butchersとの出会いは確か21年前のrocking on japanという雑誌の日本のオルタナ特集みたいな記事だった。見た目とバンド名がかっこいいなと思った。HI-STANDARDやeastern youthもそこで知った。でも今みたいにインターネットなんか普及してない中で、そういう音楽(indeisやundergroundな)音源を聞くのはCD買うかケーブルテレビに入るしかなかった。あるとき本屋でindeis magazineというCD付きの雑誌を発見して、その時の表紙はヌンチャクだった。即買い。それからでるたびに買っていた。
はじめて聞いたのは「8月」だった。その時は歌大丈夫か?って思った。けど音はスゲーって
パッとしなかったけど、結局聞きつづけてきてるし、自分も音楽やってる中でもの凄い影響をうけてるし、改めて聞くとやっぱりスゲーかっこいい!
スゲーかっこいいな
山口篤志さん
発売時に買ったのと、完全盤と最終盤…。Kocoronoは、3枚目。
4年前の血に飢えた四半世紀ツアー@渋谷wwwで、終演時に吉村秀樹が投げたピックがあんまり目の前に飛んできたので、つい拾ったんだった。それまで、そういうのあんまり興味なかったんだけど。
Kocoronoって印字されたピックで、まさか、なんだか形見のようになってしまった。
ブッチャーズのLIVE、「8月」のアウトロで、ベースが4拍を刻み始めて、歪んだギターがかぶさってきたら、いつだって、もうそれで最高だった。音楽や、それを聴く人への愛情があんなにも詰まった轟音を他に聴いたことがない。
これからも、2月から12月、11ヶ月の物語を何度も何度も聴くでしょう。どの版で?その時、最初に目についたやつでいいでしょう。